goro_2

ーー FUNRiDEでも取材を行った店長選手権も下総フレンドリーパークで行われました。見事に優勝しましたが、このコースの走り方を教えていただけますか? あの選手権の走りを見ていて、まさに自在な走り方をしていましたね。

筧さん:「何ワット出すといい」とかではなくて、1人で逃げているときや集団の中で休んでいるときはこれくらいのスピードで、集団やマークしているライバルが逃げ集団を追走しているときはこれくらいのスピードで行くんだな、というのを把握するようにしていました。そうすると坂をこれくらいで上れば後ろの集団とのタイム差が何秒つくだろうと予想ができるので、展開に合わせて「スピードを考えて」走っていましたね。

 

ーーパワーではなく結果である速度=スピードに注目するんですね。

筧さん:はい。タイムトライアルも同じで、1周目がこのスピードだったら、次の周回も同じスピードで走れるようにしていく。スピードとパワーはだいたい比例しますから、つねにスピードを見ながら走るといいです。

 

ーータイムトライアルだからこそ、なスピードを保つコツをひとつ。

筧さん:みんなのタイムトライアルジャパンは1クール5人スタートですね。だとしたら前を走るライダーを目標にしやすいはず。「前のライダーを追い抜こう」という気持ちをもって走ることがペースを保つためにとても大事です。ですから、どういうメンバー構成のクールで出走するのか、というのも大事な要素になってくる。これはタイムに反映されそうですね(笑)。

 

ーー組み合わせもレースのうちですね。さて、このコースにはどんな機材がオススメでしょうか。

筧さん:もちろんDHバーは必要でしょう(※)。コースのイメージから上りでもDHバーを握ったまま走った方が速いですね。きつくてもDHバーを握ったまま上れるような練習をしてもいいと思います。
このコースはあらゆる方向から風が吹くので横風が吹くことも考慮したほうがよいですね。しかしディスクホイールは外せないでしょう。下りの勢いが活かせる上りであれば重たいディスクホイールでもいいですが、このコースの場合は平坦からの上りでまた平坦。そこでさらに加速していかないといけないなので、軽いディスクホイールが有利でしょうね。
距離は短くてもクラシックは6周ということで、9kmのなかで上りを6回走る。上りではギリギリの出力を保つことを心がけたいでです。上りが終わった後の平坦でスピードに乗せたいですね。上りがあるから、下りは休みたくなってしまいますが、スピードを稼がないといけないところなのでそれは許されない。ここで休んでしまうと全体のスピードが落ちてしまいます。

(※)DHバーはクラシックの部のみ使用可

 

ーー休みどころがない印象ですね。

筧さん:少しでも心が折れてしまうと大きくペースが崩れてしまうので難しい。このコースでタイムを稼ぐには「つねに頑張って」コース全体でのペースを保つ必要がありますね。

 

ーーいまやみんなのタイムトライアルジャパンのホームコースのようになっている下総フレンドリーパークですが、やっぱりきついコースとのこと。とはいえ走り方のテクニックも磨けるいいコースだと思います。筧さん、当日はキレのある走りを期待しています!