
フィットネスバイクの購入を検討しているけど・・・、
本当に効果がある?ダイエットや心肺機能の強化、アスリートとしてのトレーニングに使えるの?
そういった疑問に対して一つずつお答えしていきたいと思います。
まず結論から言ってしまうと、エアロバイクやスピンバイクを使うことで、
- 有酸素運動
- ダイエット
- 筋トレ
- アスリート向けの心肺機能の強化
いずれも実現することが可能です。しかし、目的に合わせたエアロバイクを選ぶべきなので、どういったバイクを選ぶべきか?というポイントも合わせてお伝えしたいと思います。
Contents
ダイエット効果
まず初めに知りたいのは、ダイエット効果についてではないでしょうか? フィットネスバイクでの運動は、基本的に有酸素運動なので、ダイエット目的には抜群に適しています。
ランニングなどと違い、足や膝などを痛めるリスクも格段に小さいですし。
有酸素運動効果
心拍数は120前後に保つ「かなり緩めのペース」がダイエットには効果的です。
息がゼーゼーハーハーするような強度の高い運動は、無酸素運動寄りのフィットネスになってしまうのでダイエットに適しません。脂肪よりも糖質が優先して使われます。きついのにダイエット効果が小さいわけです。
120前後の心拍数を保ってエアロバイクを漕いだ場合、1時間での消費カロリーは、500kcal前後となります。
これは私自身の実践値で、体格や筋肉量体脂肪率によって消費されるカロリーは前後するので、目安として覚えておいていただくと良いと思います。
とにかくゼーハー息が上がらない楽なペースでペダリングするのがポイントです。
痩せる部位
- エアロバイクはどこが痩せますか?
- お尻や足の部分痩せはできるでしょうか?
というようなお問い合わせを頻繁にいただきます。結論から言ってしまうと、ある特定の部位だけ的を絞って痩せるということは不可能です。
技術・スキルの問題ではなく、人間として「生物として」そういうことは不可能なのです。
というのも、人体は生命活動にとって大切な部分を優先的に守るようになっており、つまり脂肪がつく優先順位があるのです。
具体的言うなれば、「内臓を守るための脂肪」=「お腹や腰回り、お尻など」は脂肪がつきやすく、脂肪が落ちにくいという特性があります。
以下、番号が大きいほど脂肪がつきやすく 、脂肪を落としにくい部位です。
- 手首・足首
- 腕まわり
- ふくらはぎ
- 肩まわり
- 腕
- 太もも
- 胸・顔
- お腹
- 腰まわり
- お尻
特定の部位だけピンポイントで痩せることは不可能なのです。ご覧の通り、お尻や腰回りなどは非常に痩せにくい部位に該当します。
これらの部位をシェイプアップさせるためには、有酸素運動を地道に行う以外方法はありません。遠回りのように見えて、 確実・着実な方法です。
とはいえ、バイクを漕ぐという行為をするので、 やはり足回りや足の付け根であるヒップ、腰回りの筋肉は重点的に鍛えられシェイプアップされます。
すぐには結果は出ませんが、フィットネスバイクの有酸素運動を続けることで、ヒップアップや脚やせ、腰回りのスリム化に効果があると言えるでしょう。
よくある質問
エアロバイクを使ったダイエットでよくある質問が、
- 足が太くなったりしませんか?
- 連続●分以上続けないと脂肪燃焼効果がないというのは本当?細切れ時間じゃダメ?
というもの。
結果から言ってしまうと、最終的に足は太くなりませんし、連続●分以上やった方が良い、ということもありません。
足が太くなることへの回答
足が太くなったと思うのは「エアロバイクを始めて数週間」のことでしょう。
どういうことかと言うと・・・つまりは足に筋肉がついたのです。
筋肉は比較的早く強化することができますが、足の脂肪が減るのはタイミング的にはそれよりも後です。
筋肉がつき、基礎代謝が上がって初めて全身(足を含む)の脂肪燃焼効果が高まります。ですから、初期の段階では、筋肉だけがついて足が太くなったような感覚を覚えることがあるでしょう。
最終的には筋肉の基礎代謝のおかげで、ほっそりとしているけど、程よい筋肉が付いた「モデルのような足」に近づくことができます。
連続●分以上への回答
連続●分以上しないと効果が無いというのは、それもまた嘘です。
このような主張を展開する人の意見としては、
- 脂肪が燃え始めるのは運動開始から20分から30分後だから、その時間まで連続してやらないと脂肪は燃えません!
というもの。
確かに、ある程度負荷の高いトレーニング(LT値付近の強度のトレーニング)では20-30分しないと脂肪が燃えづらいというのは事実です。
しかし、ダイエット目的でフィットネスバイクをする方は、このような負荷の高いトレーニングは全く必要ありませんし、想定する必要もありません。
心拍数が120以下の負荷の軽いトレーニングでは、短時間でもきちんと脂肪燃焼効果があります。さらに言うなれば、短時間の細切れを積み重ねることでも、同様に脂肪燃焼させることが可能です。
まとめると、
- トレーニング強度に応じて、脂肪が燃えるまでの時間は異なる。
- 軽い運動であれば、短時間でも脂肪はエネルギー源としてすぐに使われるのでご安心を!
ダイエットにオススメのエアロバイク
ダイエット目的であれば、やはりエアロバイクがおすすめです。
スピンバイクよりも、エアロバイクの方が適している理由は、トレーニングプログラムや、体脂肪を測定したり管理する機能があるから、飽きずに続けられるしモチベーションの維持にも良いからです。
エアロバイクであればペダリングの姿勢もママチャリと同じで、家族みんなで幅広く使えるので、年配の方がいらっしゃる家庭でも、おじいちゃんおばあちゃんの軽い運動にも適しています。
ダイエット目的であれば、おすすめのエアロバイクは2商品です。
1つ目は、当サイトで何度も紹介しているアルインコの「AF6200」こちらはエアロバイクで最も売れているモデルで、かつエントリーモデルでありお値段もリーズナブルです。
2つ目はに、電磁負荷方式の滑らかなペダリングを搭載しており、多彩なトレーニング機能や32段階のペダル負荷調整が可能な高スペックモデル「AFB7014」 です。単調なペダリングが退屈な方や本格的にフィットネスをやろうとしている方にはこちらがおすすめです。
筋トレ効果
フィットネスバイクを使って、筋トレをすることも可能です。主に鍛えられる筋肉は「ふくらはぎ、太もも、お尻、腰回り」です。
ただし、エアロバイクを選ぶかスピンバイクを選ぶかによって、鍛えられる筋肉の部位が変わってくるので、簡単なポイントを紹介したいと思います。
エアロバイク
エアロバイクは主に「脚の強化がメイン」です。エアロバイクに乗るポジションを見ていただくとわかりますが、早い話、ママチャリと同じようなペダリングポジションですよね??そしてママチャリを漕ぐ時に使われる筋肉は、主に足です。
スピンバイク
それに対し、スピンバイクは前傾ポジションでペダリングをするので、足だけでなく腰周りや背中のシェイプアップ筋トレに効果的です。
実際に乗ってみるとわかりますが、お尻や背中が筋肉痛になりやすいです。普段使われない筋肉が動員されるので、ロードバイクなどのスポーツバイクに乗ったことのない方は、かなりの筋肉痛になるでしょう。
前傾姿勢は全身の体幹を使うので、エアロバイクにはない「体幹の強化」も可能です。
結局、筋トレにはどっち?
筋トレにはスピンバイクの方が向いているでしょう。エアロバイクは、どちらかと言うと有酸素フィットネスというイメージがあります。
それに対しスピンバイクは、体幹を含めた幅広い筋肉を動員するので、筋トレや体幹強化に向いている商品です。負荷調整ダイヤルで、フライホイールとの摩擦抵抗を自由自在にコントロールできるので、高負荷の無酸素性の筋トレも容易に実践することができます。
スピンバイクでお勧めする商品は、女性であれば 「HG-YX-5006」、男性であればよりフライホイール重量が重たいアルインコ社の「BK1518」やハイガー産業の上位モデルである「HG-YX-5002」などがオススメです。
心肺機能強化
市民ランナーや、ロードバイクが趣味のアスリート向けのフィットネスバイクはどれなのか??
これに関しては、スピンバイクでもエアロバイクでもどちらでも対応できます。スピンバイクはどのような種類の商品でも OK ですが、エアロバイクは少し上級スペックのものを選ぶ必要があります。
なぜなら、負荷レベルを高強度まで調整できるモデルが必要で、そういったモデルは高価格帯に限定されるので。
スピンバイク
スピンバイクであれば、やはり私のおすすめはハイガー産業の製品です。
スピンバイクの老舗であり、 Amazon で展開している 「HG-YX-5006」はスピンバイクの中でも最も売れている商品です。
ただし、本品では男性にとっては少しフライホイール重量が軽く、物足りなく感じるかもしれません。アスリートの方であればなおさらです。
そういった方には渦電流式で負荷を調整できる同社の「HG-ZA-5000F」が良いでしょう。全くと言っていいほど音がなく、負荷レベルを高強度まで高めることができる商品です。
エアロバイク
エアロバイクであれば、最上位モデルの「GB50-18」選ぶのが良いでしょう。お値段はかなり張りますが、
連続使用時間がエアロバイクでは最長の60分、トレーニング機能やスペック面を加味すると、心肺機能強化ではこのモデル1択しかないかな?と思います。
インターバルや前傾姿勢トレーニングを想定するなら
ロードバイクのトレーニングや、 マラソンのインターバルトレーニングのような負荷の強い運動を考えているなら、スピンバイク一択でしょう。
理由は、スピンバイクの方が負荷調整の幅が広く、高強度領域でのトレーニングが可能だからです。ペダリングするポジションもロードバイクに近く、全身の筋肉、 体幹を強化することが可能です。